- 2025/04/23 掲載
金融システムは安定、追加利上げ後も仲介活動に不均衡みられず=日銀リポート
[東京 23日 ロイター] - 日銀は23日、直近の金融システムの状況をまとめたリポートを発表した。1月の追加利上げ後も金融仲介活動に大きな不均衡はみられず、日本の金融システムは全体として安定性を維持していると評価した。
リポートでは、貸出金利が上昇するもとでも企業の資金需要は増加し、金融機関の融資姿勢も引き続き積極的と分析。金融仲介活動に「大きな不均衡は認められない」と指摘した。
日本の金融機関は、内外の金融市場や実体経済に大幅な調整が生じるリーマンショック型のストレスなど、様々なストレスに耐え得る充実した資本基盤と安定的な資金調達基盤を有していると指摘した。
もっとも、4月以降は各国通商政策をはじめとする経済政策運営や地政学的リスク、国際金融市場の動向を巡る不確実性が高まっており、金融機関は様々なかたちのリスクが顕在化し得ることに注意が必要だとした。
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