- 2025/05/13 掲載
ヤマハ発、25年12月期の営業益見通し据え置き 関税影響「精査中」
[東京 13日 ロイター] - ヤマハ発動機は13日、2025年12月期の連結営業利益予想(国際会計基準)を前年比26.7%増の2300億円で据え置いた。米国の関税措置については不透明要素が多く「需要への影響は精査中」(橋本満企画・財務本部長)として織り込んでいないが、追加コストは約500億円と想定しているという。
会見した橋本本部長によると、想定する追加コストの内訳はマリン事業で約270億円、二輪車で約90億円、米ジョージア州の工場でのウォータービークルなどの製造のための部品輸出で約140億円。
関税の影響には、短期的には経費コントロールや価格戦略、需要動向・在庫水準に合わせた生産調整などで対応する。
通期見通しについては、修正の必要性が生じ次第、公表するという。
IBESがまとめたアナリスト13人による営業利益予想の平均は2271億円だった。
年間配当予想は前年と同じ1株50円で修正していない。
通期の為替レートも、1ドル=145円(前期比7円の円高)、1ユーロ=155円(同9円の円高)の前提から変更はない。
同時に公表した25年1─3月期の連結営業利益は、前年同期比44.1%減の435億円だった。
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