- 2025/05/16 掲載
関税交渉「毅然と対応を」=JA全中、農水相に要請
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は16日、農林水産省で江藤拓農水相と面会し、日米関税交渉での農畜産物の扱いに関し、「日米貿易協定の内容を超える譲歩は一切行わないことなど、毅然(きぜん)とした対応を強くお願いしたい」と要請した。
山野氏は、「数少ない自給可能な品目」であるコメの輸入拡大は「食料安全保障の確保に大きな禍根を残し、国益を損なう」などとした要請文を手渡した。
これに対し、江藤氏は現状で年間700万トン程度の日本のコメ生産量について、「フルに作れば、1000万トン作れるだけの農地はある」と強調。「自給できるものを海外に依存するのは間違いだ」と応じ、改めてコメの輸入拡大に否定的な考えを示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕江藤拓農林水産相(右)に、日米関税交渉に関する要請などを行う全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長=16日午前、東京都千代田区
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