- 2025/05/22 掲載
昨年度の実質賃金、0.5%減=物価高で3年連続マイナス
厚生労働省が22日発表した2024年度の毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は前年度比0.5%減と、3年連続のマイナスだった。減少幅は23年度(2.2%)より縮小したものの、物価高騰に賃金の伸びが追い付かない状態が続いた。
基本給や残業代などを合わせた24年度の名目賃金は3.0%増と、4年連続のプラス。しかし、消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)の伸び率は3.5%と高止まりし、実質賃金は差し引きでマイナスとなった。コメなどの食料品や日用品が幅広く値上げされ、家計を圧迫している。
【時事通信社】 〔写真説明〕給与支給明細書(資料写真)
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