- 2025/05/23 掲載
4月百貨店売上高3カ月連続減、インバウンド客数増も高額品不調
[東京 23日 ロイター] - 日本百貨店協会が23日公表した4月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比4.5%減の4232億円と、3カ月連続の減少となり、減少幅は前月の2.8%減から拡大した。
免税売り上げが、前年の高い伸びからの反動や円高加速により2桁の減少だったことが響いた。入店客数は1.0%減と小幅ながら減少したが、食品物産展やゴールデンウイーク休暇前半のファミリー向けイベントなどは好調に推移した。
インバウンド(訪日外国人)の客数は3.1%増の52万1000人と、4月として過去最高を記録した。4月13日の大阪・関西万博開幕後はメインのアジア圏をはじめ、欧米や中東からの客足も伸びた。
ただ、免税売り上げは26.7%減の439億円と2カ月連続のマイナス。単価が高額な物品が低調で、購買者単価が減少した。化粧品などの消耗品は引き続き堅調に推移した。
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