- 2025/07/10 掲載
微生物で澄んだ水を取り戻せ!=「下水処理」ゲーム配信へ―明電舎
微生物で澄んだ水を取り戻せ―。重電大手の明電舎が、楽しみながら下水処理の仕組みを学べるゲーム「下水王国」を開発している。微生物を擬人化したキャラクターを操り、汚染物質を退治していくストーリー。下水の「汚い」「臭い」といったイメージ払拭と、社会インフラとしての重要性を伝えるのが狙いだ。
発案した中川彰利さんは「下水事業に関心を持つきっかけをつくり、次世代の技術者育成につなげたい」と話す。スマートフォン向けなどを想定しており、月内の体験版公開、今年度中の配信を計画。将来的には有料ダウンロードなどによる収益化を目指している。
「下水王国」は、処理機能が停止し、人類滅亡の危機にある世界が舞台。プレーヤーは微生物を擬人化したキャラクターで汚染物質を除去する。例えば、アメーバをモデルにしたキャラクター「むにゅる」は、ピンク色の髪の少女。佐倉綾音さんら著名声優陣を起用し、実際の下水処理で使われる「返送汚泥ポンプ」などのアイテムもある。
【時事通信社】 〔写真説明〕開発中のゲーム「下水王国」のプレー画面(明電舎提供)
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