- 2025/07/24 掲載
仏総合PMI、7月も50下回る 財政巡る懸念圧迫
[パリ 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた7月のフランスのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.6で6月の49.2から改善した。ただ財政を巡る懸念が影を落とし、好不況の分かれ目である50を11カ月連続で下回った。
ロイターがまとめた予想は49.3だった。
サービスPMIは49.6から49.7に、製造業PMIも48.1から48.4に上昇した。
ただ新規受注は2月以来の大幅な落ち込みとなり、景況感は昨年11月以来の低水準となった。バイル首相が示した財政健全化に向けた予算方針に懸念が広がっている。
バイルー首相は来年度予算案方針で、2日分の祝日の廃止、社会保障関連支出の据え置きなどを打ち出した。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ヨナス・フェルドフーゼン氏は、緊縮財政は家計の可処分所得の減少、サービス部門を中心に内需減退につながる一方、予算が不成立となれば政治的な不確実性がさらに高まると指摘した。
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