- 2025/07/24 掲載
ECBが金利据え置き、8会合ぶり 貿易巡る不透明性指摘
Francesco Canepa Balazs Koranyi
[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日、8会合ぶりに政策金利を据え置いた。
据え置きは市場の予想通り。過去1年で8回利下げし、中銀預金金利は4%から2%に引き下げた。
インフレ率が中銀目標の2%となり今後も維持すると予想されるなか、声明では次の一手についての手がかりは示さなかった。
ECBの声明は「厳しい世界環境の中で経済は、理事会が過去に実施した利下げを一部反映し、全体として底堅さを見せている」と指摘。「同時に、特に貿易摩擦のため環境は依然として極めて不透明だ」とした。
その上で、「インフレ見通しと関連するリスク評価に基づき、会合ごとに決定する」と述べた。
「入手した情報は、インフレ見通しに関する理事会の前回の評価とほぼ一致している」とし、「域内の物価上昇圧力は引き続き緩和しており、賃金の伸びは緩やかになっている」との見方を示した。
短期市場ではインフレが低すぎる水準になるリスクから、依然として3月までには追加利下げが実施されるとみている。
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