ブラックストーン、エネ情報会社エンベラス買収へ　65億ドル規模か

Milana Vinn

［６日　ロイター］ - 米投資ファンドのブラックストーンは６日、エネルギー情報・分析会社エネベラスの買収で合意したと発表した。

買収の規模は明らかにされていないが、関係筋はエンベラスが一定の財務基準を満たせば、同社の評価額は最大６５億ドルに上る可能性があると指摘。ブラックストーンは取引完了時に６１億─６４億ドルを買収に投じる予定で、約３０億ドルは借り入れで賄われる見通しという。

エンベラスのマヌジ・ニカンジ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「ブラックストーンはエネルギーの未来が人工知能（ＡＩ）、リアルタイムインテリジェンス、大胆な実行力によって決まるという当社の信念を共有している」とし、「同社の世界的な展開と、エネルギー、インフラ、データ重視の業界における深い専門知識が当社の加速につながる」と述べた。

エンベラスは米エネルギー生産者や４万社以上のサプライヤーから得た指標データや情報分析を提供し、５０カ国に８０００社以上の顧客を持つ。