- 2025/08/14 掲載
米国株式市場=S&P・ナスダック連日最高値、利下げ期待で
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が2日連続で最高値を更新して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開が近いとの期待が続いた。
ただ、前日に大きく上昇した一部の大型ハイテク株は軟調だった。投資家が新たな成長けん引役を模索する中、エヌビディア、アルファベット、マイクロソフトは下落した。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのファンダメンタル株式顧客ポートフォリオ運用共同責任者キャサリン・ボードルメイ氏は「バリュエーションは高水準にある。しかし、最終的には業績達成が鍵になる」と述べた。
今年に入り軟調となっていたヘルスケアは1.6%上昇した。
金利に敏感な中小型株で構成するラッセル2000指数は約2%上昇し、6カ月ぶりの高値を付けた。
CMEのフェドウォッチによると、市場は9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを完全に織り込んでいる。
ベセント米財務長官は13日、「9月に50bpの利下げを開始し、一連の利下げを実施することが可能だ」とし、いかなるモデルも「金利がおそらく150─175bp低下すべきことを示唆している」と語った。
個別ではアップルが1.6%高。人工知能(AI)を搭載したロボットやホームセキュリティー、スマートディスプレーなどへの事業拡大を計画しているとの報道が支援材料となった。
AI向けクラウドサービスのコアウィーブは約21%急落。第2・四半期決算が予想より大幅な赤字となったことを嫌気した。
メディア大手パラマウント・スカイダンスは36.7%急伸。総合格闘技団体「UFC」の7年間の独占放映権を獲得した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.05対1の比率で上回った。ナスダックでも2.53対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は169億株。直近20営業日の平均は183億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44922.27 +463.6 +1.04 44571.53 44949.12 44571.53
6
前営業日終値 44458.61
ナスダック総合 21713.14 +31.24 +0.14 21764.55 21803.75 21645.14
前営業日終値 21681.90
S&P総合500種 6466.58 +20.82 +0.32 6462.67 6480.28 6445.02
前営業日終値 6445.76
ダウ輸送株20種 15856.46 +219.8 +1.41
7
ダウ公共株15種 1119.45 +3.64 +0.33
フィラデルフィア半導体 5892.61 +52.52 +0.90
VIX指数 14.49 -0.24 -1.63
S&P一般消費財 1843.02 +23.45 +1.29
S&P素材 576.85 +9.58 +1.69
S&P工業 1290.15 +5.04 +0.39
S&P主要消費財 905.61 -4.00 -0.44
S&P金融 876.37 +4.85 +0.56
S&P不動産 259.37 +1.63 +0.63
S&Pエネルギー 654.44 +7.76 +1.20
S&Pヘルスケア 1551.78 +24.21 +1.58
S&P通信サービス 397.59 -1.94 -0.48
S&P情報技術 5365.28 -10.37 -0.19
S&P公益事業 438.21 +0.75 +0.17
NYSE出来高 13.05億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 43170 - 200 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 43145 - 225 大阪比
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