- 2025/08/19 掲載
米8月住宅建設業者指数32に低下、22年12月以来の低水準=NAHB
高止まりする住宅ローン金利や経済の先行きの不透明感が続く中、住宅建設会社の37%が価格を引き下げたほか、66%が購買意欲を喚起する施策を提供した。
現在の販売状況を示す指標は低下し、向こう6カ月間の販売予測の指標は変わらなかった。住宅購入を目指した来店客の数を示す指標はやや上昇したものの、低水準にとどまっている。地域別では、北東部で2年7カ月ぶりの低水準だった。一方、南部と中西部は横ばい、西部はやや改善した。
NAHBのバディ・ヒューズ会長は「高止まりする住宅価格が引き続き市場にとって最大の課題だ。買い手は住宅ローン金利の低下を待っている」と指摘。「住宅建設業者は、土地開発などの規制に対して不満を持っており、供給側がさらされている逆風に苦しんでいる」と述べた。
米連邦準備理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開すると見込まれる中、足元の住宅ローン金利は低下の兆しを見せている。
NAHBの主任エコノミスト、ロバート・ディーツ氏は、利下げは住宅建設の資金調達コストを低下し、間接的に住宅ローン金利の低下につながるとし、「住宅市場の減速や他の最近の経済指標を踏まえれば、FRBは利下げを再開すべきだ」との見解を示した。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR