• 2025/08/19 掲載

芝浦電子争奪戦、打開なるか=ミネベア、台湾企業と同額提示

時事通信社

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センサー大手の芝浦電子を巡る、ベアリング大手ミネベアミツミと台湾電子部品大手ヤゲオの争奪戦。ヤゲオが株取得に必要な外為法上の承認を得られない中、ミネベアは14日、こう着状態の打開に向け、TOB(株式公開買い付け)価格をヤゲオと同額の1株6200円に引き上げた。ヤゲオの次の一手が注目される。

「この状況をそろそろ打開したい」。ミネベアの貝沼由久会長最高経営責任者(CEO)は18日の記者会見で語った。

ヤゲオは2月、芝浦電子の同意を得ないままTOB実施を表明。ミネベアは芝浦電子の要請を受けた「ホワイトナイト(白馬の騎士)」として5月にTOBを開始した。その後、日本の当局による外為法上の審査が長期化していることなどを理由に、ヤゲオ、ミネベアともTOB期間の延長を繰り返してきた。

ミネベアは審査を見極めるため、ヤゲオを下回る価格のままTOBを続けてきたが、「しびれを切らした」(貝沼氏)として、価格引き上げに踏み切った。

ヤゲオは18日、同日までのTOB期間をミネベアと同じ28日に延長。ミネベアの価格引き上げを受け、「買い付け条件の変更を検討している」と表明し、価格のさらなる引き上げも示唆した。

貝沼氏は6200円という価格について「合理的に説明できる最大限の額」と説明。「(ヤゲオが)200円、300円上げても勝てる」と強調するが、争奪戦は長期化する可能性もある。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見するミネベアミツミの貝沼由久会長最高経営責任者(CEO)=18日午後、東京都港区

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