- 2025/08/19 掲載
ヘッジファンドの米国株購入、7週ぶり高水準=ゴールドマン
[ロンドン 18日 ロイター] - ヘッジファンドによる15日まで1週間の米国株購入額が7週ぶりの高水準になったと、米金融大手ゴールドマン・サックスが顧客向けノートで明らかにした。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを決めると予想した動きで、経済状況によって価格が動く指数や金融商品を買い入れた。
金融市場の価格動向によると、投資家はFRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを決める確率が約85%あると予想している。
FRBのパウエル議長は、米西部ワイオミング州で開かれる年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で政策金利の見通しについてより明確に説明する可能性がある。
トランプ米大統領による輸入品への関税強化はまだ消費者物価指数(CPI)などの統計には反映されていないものの、雇用市場の悪化を受けてFRBは金融緩和に積極的なハト派姿勢を強める可能性が出ている。
ノートによると、投資家は厳しい経済状況でも好調なパフォーマンスが見込めるディフェンシブ株のヘルスケアと消費財に加え、公益株の売却額が約4カ月ぶりの大きさになったと指摘した。
一方、金融株の購入額は2024年11月以来、約9カ月ぶりの大きさとなり、過去5年間で2番目の高水準となった。
ヘッジファンドは、欧州以外の地域で株式保有を増やした。
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