- 2025/08/19 掲載
UBSが金の目標価格引き上げ、来年3月は3600ドルに
UBSは、米国の根強いインフレや、トレンド未満の成長率が米連邦準備理事会(FRB)の利下げを促す公算が大きいこと、持続的なドル安などが相まって金価格を押し上げると予想。「われわれは米国のマクロ関連リスク、FRBの独立性を巡る疑念、米財政の持続可能性への懸念、ドル離れの流れを裏付ける地政学や中央銀行による購入拡大を目にしている。これらの要素は一段の金価格上昇をもたらすというのが当社の見解だ」と記した。
また上場投資信託(ETF)の金需要に言及し、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータで今年上半期の資金流入が2010年以来の規模になった点を理由として、年間需要見通しを450トンから600トン弱に上方修正した。
UBSは「中銀の買いは昨年の規模をやや下回るものの、堅調さを維持するはずだ。このため世界の金需要は今年3%増加して4760トンに達し、2011年以来の水準になると見込んでいる」と付け加えた。
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