- 2025/08/19 掲載
ソフトバンクG、インテルに20億ドルを出資 米半導体への投資強化
Miho Uranaka
[東京 19日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)は19日、米半導体大手インテルに20億ドルを出資し、インテルの普通株式を取得する契約を締結したと発表した。1株当たりの取得価格は23ドル。18日の米国市場での終値23.66ドルと同水準。
ソフトバンクGの孫正義会長兼社長は、半導体があらゆる産業の基盤とした上で、「インテルが重要な役割を果たす先進的な半導体製造と供給が米国内でより発展していくことを期待して行う」戦略的投資だとコメントした。インテルのリップブー・タン最高経営責任者(CEO)も「数十年にわたり孫氏と協働してきた。今回の投資によるインテルへの信頼に感謝する」と歓迎した。
SBGは人工知能(AI)革命を見据え、クラウドや次世代インフラを支える先端技術へのアクセス確保に力を入れている。今年1月に米AIインフラの合弁事業「スターゲート」を公表したのに続き、3月にはAI向け半導体を設計する米アンペア・コンピューティングの65億ドルでの買収、4月には対話型AI「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIへの最大300億ドルの追加出資を相次ぎ発表した。今回の出資は、その長期戦略の一環と位置付けられる。
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