- 2025/08/19 掲載
グーグル、小型原発の建設地テネシー州と発表 データセンターに電力供給
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルと次世代原子力発電所「小型モジュール炉(SMR)」の開発を手がける米カイロス・パワーは18日、2030年から米南東部にあるグーグルのデータセンターに電力を供給する予定のSMRの建設地としてテネシー州を選定したと発表した。
グーグルは、エネルギーを大量に消費するデータセンターで、人工知能(AI)のような技術を拡張するために大量の電力を必要としている。
グーグルは昨年、SMRから原子力エネルギーを購入する契約をカイロスと結んだ。テネシー州の原子炉はこの契約に基づく最初のSMRとなる。
この契約では約35万世帯への供給に十分な電力に相当する500メガワットの電力供給が見込まれている。
今回の原子炉は50ギガワット規模で、テネシー州オークリッジに建設される。電力大手テネシー川流域開発公社(テネシー・バレー・オーソリティ、TVA)との長期電力購入契約に基づき、地元およびアラバマ州のグーグルのデータセンターに電力を供給する。
ライト米エネルギー長官は「先進的な原子炉の配備は、米国のAI分野での優位性とエネルギー分野のリーダーシップにとって不可欠だ」と述べた。
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