- 2025/08/20 掲載
壁際なのに「窓側料金」、乗客がデルタとユナイテッド提訴
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米航空大手デルタ航空とユナイテッド航空は19日、乗客から「窓側」の座席を確保するために追加料金を支払ったにもかかわらず壁の隣の座席に配置されたと提訴された。
それぞれ100万人を超える乗客が、ユナイテッド航空に対しカリフォルニア州サンフランシスコ連邦地裁へ、デルタ航空にはニューヨーク州ブルックリン連邦地裁へ、数百万ドルの損害賠償を求める集団訴訟を起こした。
訴状によると、ボーイング737型機と757型機、エアバスA321型機の一部で、通常は窓があるはずの座席が空調用ダクト、電気配管、その他の部品が配置されているために窓がない状態になっているという。
乗客は、デルタとユナイテッドは予約過程でこうした座席に数十ドルないし時には数百ドルの追加料金を課しているにもかかわらず、これらの座席を明示していないと訴えている。
両航空に対する訴状はまた、原告らは購入する座席に窓がないことを知っていたら、その座席を選択しなかったし、ましてや追加料金を支払うことはなかったとしている。
座席指定料金、手荷物手数料、座席のアップグレード料金、空港ラウンジ利用用などのサービスから得られる付帯収入は、航空会社が基本運賃を低く抑えて運航しつつ、現金収入を得る上で役立っている。
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