- 2025/08/25 掲載
テルモ、臓器保存デバイスの英オーガンオックスを15億ドルで買収
米規制当局の承認など必要な許認可を取得後、完全子会社化する。
テルモによると、オーガンオックスが開発した肝臓保存用の常温機械灌流(NMP)デバイスは2021年に米食品医薬品局(FDA)の承認を取得し、22年に販売を開始。欧州連合(EU)などでも事業を展開しており、これまで肝臓移植計6000例以上で利用実績があるという。同社はまた、30年ごろの実用化を目指して腎臓用のNMPデバイスを開発している。
テルモはオーガンオックスの買収を通じて臓器移植関連分野に参入し、中長期的な成長をけん引する新たな事業を確立したい考え。同買収が連結業績に与える影響については現在精査中とし、公表すべき事項が生じた場合に速やかに開示する方針。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR