- 2025/08/28 掲載
天然ガス世界需要、50年までに昨年水準比20%以上増=エクソン
[ヒューストン 28日 ロイター] - 米エネルギー大手エクソンモービルは28日に公表した年次見通しで、天然ガスの世界需要が2050年までに昨年の水準から20%以上増加すると予測した。電力供給で石炭に取って代わり、発展途上国で増加する電力消費に対応することが背景だ。
世界の石油需要は30年以降は横ばいになるものの、50年までは日量1億バレル以上を維持する見込み。これまでの見通しと一致している。
同社によれば、25年後には石油と天然ガスが世界のエネルギーミックスの55%を占める。これは24年の水準より1%ポイント低下となる。
原油需要全体は安定を維持すると予想される中、電気自動車の普及によりガソリンの長期需要は25%減少する一方、商業輸送および航空向けの留出油需要は堅調に推移すると予測している。
エクソンは、地球の気温上昇抑制に向けた国連の50年までの排出目標を達成するにはさらなる取り組みが必要だと述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR