- 2025/09/02 掲載
仏30年債利回り、16年ぶり高水準 財政懸念
[2日 ロイター] - 2日の欧州債券市場でフランスの30年物国債利回りが約16年ぶりの高水準に急上昇した。
財政への懸念が背景。バイル首相は政権崩壊を回避するため、各政党との協議を開始した。
極右政党、国民連合(RN)は1日、内閣不信任案可決を見越し、総選挙の可能性に備える方針を明らかにした。
仏30年物国債利回りは6.5ベーシスポイント(bp)上昇し4.513%と、2009年6月以来の高水準をつけた。
超長期国債利回りは、ドイツの投資計画やユーロ圏各国の国防支出増加が債務増大につながるとの見方で、売り圧力に見舞われている。
2日の市場では、独30年物連邦債利回りも米国債利回りの上昇に追随し、一時14年ぶりの高水準を付けた。英国の30年物国債利回りも27年ぶりの高水準を記録した。
スペインの30年物利回りは5bp上昇し4.29%。一時23年11月以来の高水準となる4.297%を記録した。
イタリアの30年物利回りは4.661%と、4月以来の高水準に達した。
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