- 2025/09/02 掲載
午後3時のドルは147円後半、買い戻し優勢 日銀副総裁発言で円売りも
[東京 2日 ロイター] - 午後3時のドル/円は147円後半と、前日東京時間午後5時時点と比べドル高/円安の水準で推移している。日銀の氷見野良三副総裁の発言が予想ほどタカ派的ではないとして円売りが一部で出た。ドルが全般的に買い戻されたとの声もある。
ドルは朝方から買いが優勢で、午前の氷見野副総裁のあいさつが始まると水準を147円後半へとさらに切り上げた。利上げに踏み込んだタカ派的な内容になるとの期待感が強い中で、新しい話は出ず、いったんドル買い/円売りで反応したとの見方が聞かれた。
日銀の氷見野良三副総裁は2日、北海道釧路市で開いた金融経済懇談会で、各国の通商政策の影響は「いずれ顕在化する」とした上で、当面は影響が「大きくなる可能性の方により注意が必要ではないか」と述べた。午後に行われた記者会見では、見通し実現の確度だけでなく、上下双方向のリスクを見て利上げを判断していく考えを示した。
三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は、ドルを積極的に買い進めるフェーズではなくレンジの範囲内ではあるものの、全般的なドルの買い戻しがきょうのドル/円相場上昇の背景にあるとの見方を示す。
5日の雇用統計やその後9日の雇用統計の年次改定など注目材料が今後控えており、「様子見にならざるを得ない」として、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けたポジション調整が続くとしている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.90/147.9 1.1693/1.16 172.97/172.
4 94 99
午前9時現在 147.09/147.1 1.1714/1.17 172.31/172.
2 16 32
東京1日午後5時 147.06/147.0 1.1724/1.17 172.42/172.
8 26 46
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