- 2025/09/04 掲載
NY外為市場=ドルが対円・スイスフランで下落、労働市場弱含み示す指標受け
[ニューヨーク 3日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが安全通貨とされる対円やスイスフランに対し下落した。3日発表された米指標は労働市場の減速を示唆し、連邦準備理事会(FRB)が利下げに動くという見方を支える内容となった。
7月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は前月比17万6000件減の718万1000件と、予想以上に減少した。
マネーコープの北米ストラクチャリング責任者ユージン・エプスタイン氏は、FRBが雇用情勢に注目する中、労働市場の一段の悪化を示すデータが続けば、ドルは著しく弱含む可能性があると指摘。「5日発表の米雇用統計も低調な内容となれば、非常にハト派的な状況となる。現在の米政権下でFRBを取り巻く政治状況を踏まえると、選択肢はほぼ見当たらない」と述べた。
クラリティのFXディレクター、アモ・サホタ氏は「オーバーナイトスワップ市場が9月の米利下げ確率を95%織り込んだことは注目に値する」と述べた。
終盤の取引で、ドル/円は0.2%安の148.09円、ドル/スイスフランは0.06%安の0.8042フラン。
ユーロ/ドルは0.14%高の1.165850ドル。
主要通貨に対するドル指数は0.24%安の98.165。
英30年債利回りが1998年以来の高水準に達する中、ポンド/ドルは0.33%高の1.34385ドル。
日本でも政局の不透明感を背景に、新発30年債利回りが過去最高水準を更新。円への圧力となっている。
ドル/円 NY終値 148.08/148.12
始値 148.68
高値 148.79
安値 147.89
ユーロ/ドル NY終値 1.1661/1.1662
始値 1.1641
高値 1.1682
安値 1.1639
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