- 2025/09/04 掲載
午後3時のドルは148円前半で上値重い、株高や政局不安は円売りに
[東京 4日 ロイター] - 午後3時のドル/円は148円前半と、前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安で推移している。日経平均の上昇や日本の政局不安などを背景に円がやや売られたが、米指標の悪化もありドルの上値も重かった。
ドルは朝方から147円後半から148円前半で一進一退の展開が続いた。日経平均の上昇などをながめ、正午過ぎにかけて円売りが強まった後は、148円前半で売買が交錯している。
きょうの東京市場では、債券市場での30年債入札にも一定の警戒感があった。不調なら円売りが強まるとの声もあったが、30年債金利も低下し、無難な結果となった。
30年債入札を通過した後、「後場で株式市場が一段高となったことが円売り材料になった」(あおぞら銀行チーフ・マーケット・ストラテジストの諸我晃氏)との見方も聞かれた。日本の政局不安がくすぶっていることが引き続き円売り圧力になっているとの声も聞かれた。
米国では前日公表の雇用動態調査(JOLTS)で雇用の減速が意識され、ドルの「上値が抑えられた」(国内シンクタンクのエコノミスト)面もある。あすの米雇用統計の発表前にきょうのADP全米雇用報告なども注目されるが、雇用統計が若干上振れても「9月の利下げは確定する可能性があり、逆に雇用統計が悪化した場合の大幅利下げのリスクが要注意」(あおぞら銀の諸我氏)との見方も聞かれた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.22/148.2 1.1655/1.16 172.76/172.
3 56 77
午前9時現在 147.97/147.9 1.1660/1.16 172.55/172.
8 62 56
NY午後5時 148.11/148.1 1.1661/1.16 172.70/172.
2 62 74
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