- 2025/09/05 掲載
独鉱工業受注、7月は-2.9% 大口受注減で予想外のマイナス
Maria Martinez
[5日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が5日発表した7月の鉱工業受注は、大口受注が減少したことから、季節・日数調整後で前月比2.9%減少した。
ロイターのアナリスト調査では0.5%の増加が予想されていた。受注は3カ月連続の減少となった。
ライヒェ経済相は「今こそ断固とした行動を取り、全ての政策を競争力に合わせなければならないことを認識するために、これ以上の警告サインは必要ない」と述べた。
大口受注を除くと、受注は前月比0.7%増加した。
ただ、ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「大口契約は中小企業にとっても重要だ。それに伴う注文をサプライヤーにもたらすからだ」と語った。
変動の少ない3カ月間の比較では、5─7月の受注は4─6月と比べて0.2%増加した。
6月の受注は前月比1.0%減から0.2%減へ下方修正された。
コメルツ銀行は、世界的な利下げが資本財需要を押し上げ、ドイツ企業は引き続きこの分野で世界市場で有利な立場にあるため、ドイツ工業製品に対する需要は今後数カ月で回復すると予想。しかし、かなり緩やかな回復になる可能性があるとした。
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