- 2025/09/10 掲載
関税で米市場での競争力低下、企業の49%が懸念=ジェトロ調査
[東京 10日 ロイター] - 日本貿易振興機構(ジェトロ)は10日、米関税に関する日本企業などへのアンケート調査結果を発表した。関税に関わるコストによって米国市場での競争力が「低下する」との回答は49%に上る一方、「価格転嫁した/できる見込み」との回答は9%にとどまった。
価格転嫁に関しては「できるかは不明(交渉次第)」との回答が48%で最多だった。実施も検討もしていないとの回答が39%で続いた。
回答した企業からは「サプライチェーン(供給網)が長く、関税措置の影響が把握できない」「競合品が関税率の低い国々または米国の製品のため、価格競争力において非常に厳しい」といった懸念の声が聞かれた。
調査は8月7─13日に実施。3234件の回答を得た。うち54.6%が日本の大企業、39.3%が中小企業だった。
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