- 2025/09/11 掲載
午後3時のドルは147円半ば、値動き停滞で売買見送り
[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤と変わらずの147円半ばで取引されている。米利下げ観測によるドル安圧力と、日本の政局不安による円安圧力が交錯する構図は変わらず、日中を通じて鈍い値動きが続いた。
ドルは147円前半から半ばで売買が交錯した。「ドル安と円安の綱引きで、個人投資家もポジションを傾けづらい。短期的にはきょう発表の米消費者物価指数(CPI)待ちだが、その後も米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなりやすい」(外為どっとコム総合研究所調査部長の神田卓也氏)といい、売買を手掛けにくい状況だったという。
円はドル以外でも方向感に乏しく、スイスフランやユーロに対して小幅に売られた一方、NZドルなどに対しては底堅い動きとなった。
米国で前日に発表された8月卸売物価指数(PPI)は、前月比0.1%下落と予想外のマイナスとなった。事前予想は前月比が0.3%の上昇だった。
市場の一部では、11日の米CPIも下振れするリスクを意識する声もあったが、PPIについては「貿易サービスなどを除くコアインフレ率は前月比0.3%上昇しており、財価格は底堅さが確認できる」(外銀アナリスト)内容だったという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.56/147.60 1.1689/1.1691 172.53/172.54
午前9時現在 147.33/147.37 1.1702/1.1704 172.45/172.46
NY午後5時 147.46/147.47 1.1694/1.1695 172.44/172.46
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