• 2025/09/25 掲載

NY外為市場=ドル上昇、FRB議長が追加緩和に慎重姿勢

ロイター

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[ニューヨーク/ロンドン 24日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やスイスフラン、ユーロなどの主要通貨に対し上昇した。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日の講演で追加緩和に慎重な姿勢を示したことがドルの支援要因になった。

ドル/円は0.83%高の148.85円まで上昇し、約3週間ぶりの高値を更新。これまで3日連続で下落していた。

パウエルFRB議長は23日に行った講演で、利下げを急ぎすぎればインフレが再び急上昇するリスクがある一方、利下げを過度に緩やかなペースで進めれば失業率が不必要に上昇する恐れがあると指摘。FRBインフレと雇用市場の弱まりという相反するリスクのバランスを取り続ける必要があると述べ、慎重な姿勢を維持した。

メルク・ハード・カレンシー・ファンド(カリフォルニア州)の社長兼最高投資責任者、アクセル・メルク氏は「パウエル議長は先行きの不確実性についてこれまで以上に明確に語り、インフレ圧力が根強く残るにもかかわらず、利下げが必要だと主張するために相当な配慮をしていると感じた」と指摘。ただ「今回はやや含みを持たせた発言となり、ややタカ派的とも受け止められる」と述べた。

ステート・ストリート(ボストン)のシニア・グローバル・マーケット・ストラテジスト、マービン・ロー氏は「FRBの金融政策は引き続き経済指標次第になる」と指摘。今週は26日に発表される個人消費支出(PCE)物価指数が注目されている。

FRBは先週の会合で0.25%ポイントの利下げを決定。市場ではFRBは年内残り2回の会合でそれぞれ0.25%ポイントの利下げを決定すると予想されている。

終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.65%高の97.87。

ユーロ/ドルは0.69%安の1.1734ドル。 独IFO経済研究所が発表した9月の業況指数が87.7と、前月改定値の88.9から予想外に低下したことがユーロに対する重しになった。

ドル/円 NY午後4時 148.84/148.88

始値 148.38

高値 148.88

安値 148.39

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1737/1.1739

始値 1.1751

高値 1.1758

安値 1.1729

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