• 2025/09/25 掲載

TSMC、AIコンピューティングの電力消費抑える新技術公開

ロイター

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Stephen Nellis

[サンタクララ(米カリフォルニア州) 24日 ロイター] - 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は24日、米シリコンバレーで開催された会議で、人工知能(AI)コンピューティングの電力消費を抑えるための新技術を公開した。AI機能を搭載したソフトウエアを利用し、エネルギー効率を約10倍高められるとしている。

AIサーバーは多大な電力を消費。例えばエヌビディアの現在の主力サーバーは、負荷の大きいタスクを処理する際の消費量は最大1200ワットと、米国の1000世帯の使用量に相当する。

こうした中でTSMCの新技術は、チップレット(機能ごとに分割された複数の小型チップを組み合わせてパッケージ化した製品)用に設計される新世代の半導体で効果が得られると期待されている。

ただこの技術を活用する上で、半導体設計企業はケイデンス・デザイン・システムズやシノプシスなどのプロバイダーが供給するAI機能搭載ソフトへの依存度が高まりつつある。

会議ではケイデンスとシノプシスの両社が、TSMCと共同開発した新製品も披露。これらの製品は、半導体設計の複雑な作業をより迅速かつ適切に実行してくれる。

TSMCの3DICメソドロジーグループ副ディレクター、ジム・チャン氏は、新製品を使えば「TSMCの技術力を最大限に引き出すことが可能で、非常に有利だと考えている。人間の設計者が2日間かかる作業も、このツールは5分で終わる」と説明した。

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