- 2025/09/25 掲載
日鉄、USスチールに450億円投資決定=1兆6000億円計画の一環
日本製鉄は25日、6月に完全子会社化した米鉄鋼大手USスチールの2拠点に対する約3億ドル(約450億円)の設備投資を決めたと発表した。買収に当たって米政府に確約した約110億ドル(約1兆6000億円)投資の一環で、具体的な投資計画の発表は初めて。設備の老朽化などで低下したUSスチールの収益力改善を急ぐ。
3億ドルのうち、インディアナ州のゲーリー製鉄所に約2億ドル(約300億円)を投じ、自動車用鋼板などの生産設備を改修する。残る約1億ドル(約150億円)で、ペンシルベニア州のモンバレー製鉄所に鉄鋼製造の副産物「スラグ」のリサイクル設備を建設。来年着工してセメントの原料などとして販売し、収益源にする。
【時事通信社】 〔写真説明〕USスチールの設備投資計画についてコメントする日本製鉄の今井正社長=25日午後、東京都中央区
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