- 2025/09/26 掲載
ニデック、25年3月期決算訂正=有報提出も監査法人「意見不表明」
ニデックは26日、公表を延期していた2025年3月期の有価証券報告書を提出するとともに、同期の連結決算を訂正した。延期・訂正は海外子会社の貿易取引を巡る問題や不適切な会計処理の疑いが原因。第三者委員会による調査が続いており、監査法人のPwCジャパンは「十分かつ適切な監査証拠を入手することができなかった」として適正かどうかの意見を「不表明」とした。
決算訂正では、営業利益を2402億円から2381億1600万円に、純利益を1676億8800万円から1643億6500万円に減額するなどした。最終的な影響額は調査中だが、現時点で修正が必要と判断した数値を反映させた。
ニデックでは今年、イタリア子会社で関税の未払いなどが見つかったほか、中国子会社で不適切な会計処理の疑いがあることが判明。今月から第三者委員会を設置し、本社を含めグループ全体の調査を進めている。
【時事通信社】
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