• 2025/10/01 掲載

米金融市場、期末でもSRF利用は低調 レポ金利は上昇

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Michael S. Derby Gertrude Chavez-Dreyfuss

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米短期金融市場は30日、資金需給が逼迫しがちな四半期末にもかかわらず、常設の短期資金供給制度「スタンディング・レポ・ファシリティー(SRF)」の利用額が予想を大幅に下回った。

四半期末には一部企業が市場から資金を引き揚げるため、短期金融市場が不安定化しやすい。特に現在は、米連邦準備理事会(FRB)の量的引き締め(QT)によって全体の流動性水準が低下しているため市場の波乱が警戒され、第3・四半期末の30日にはSRFの利用が最大500億ドルに上ると予想されていた。

しかし実際の利用額は、第2・四半期末の110億ドルにも届かなかった。

SFRは一時的な流動性不足時に市場のショックを吸収する目的で2021年に導入された。ただ、資金難に陥っていると見られるのを恐れて一部の市場参加者が制度を利用しない可能性があるため、実際にはその目的を果たせないのではないかとの見方もある。

しかし、あるトレーダーは、30日の借り入れ金利が29日より低かったことから分かるように、今回は実際にSRFを利用するほどの緊急性が乏しかったようだと指摘した。

一方、レポ金利は上昇し、一部では流動性が逼迫していたことが示された。カーバチュア証券によると、30日朝方にレポ金利は4.45%で始まり、一時4.60%まで上昇した後、4.35%で取引を終えた。

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