- 2025/10/07 掲載
景気一致指数、8月は0.7ポイント低下 輸出・生産など悪化=内閣府
Yoshifumi Takemoto
[東京 7日 ロイター] - 内閣府が7日公表した8月の景気動向指数速報(2020年=100)は、足もとの景気を示す一致指数が前月比0.7ポイント低下の113.4と2カ月連続でマイナスとなった。輸出や生産の悪化が響いた。基調判断は「下げ止まりを示している」で据え置いた。
「下げ止まり」との表現は2024年5月以来16カ月連続。
一致指数を大きく下押ししたのは、輸出数量指数や鉱工業生産指数、小売販売額など。投資財出荷指数や卸売販売額も指数を下押しした。米国、アジア向け輸出の減少、パソコンや自動車部品の生産減などが響いた。小売・卸売は前年台風などで備蓄需要が増えた反動が出た。
先行指数は前月比1.3ポイント上昇の107.4と4カ月連続で改善した。消費者態度指数や東証株価指数、マネーストックなどが押し上げた。消費者態度指数は日米関税合意による不透明感低下などが寄与した。
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