- 2025/10/07 掲載
「イーストアイ」後継開発へ=新幹線の点検車両、29年度導入―JR東
JR東日本は7日、新幹線の点検用車両「East―i(イーストアイ)」の後継車両を2029年度に導入すると発表した。グループ社員からアイデアを募集するなどして、来夏ごろに新車両のデザインを決定する予定。
イーストアイは02年に導入。東海道・山陽新幹線の「ドクターイエロー」のように、JR東が運行する東北、上越、北陸、山形、秋田各新幹線の区間を点検してきた。東北新幹線の最高速度は時速320キロで、イーストアイの275キロを上回っており、安全上の課題も踏まえ開発を決めた。
ドクターイエローは順次引退し、営業車両による点検に移行する予定だが、JR東は各新幹線の区間で共通して使用できる専用車での点検を続ける。
喜勢陽一社長は同日の記者会見で「イーストアイの後継として、より正確で効率的な検測ができる形にしたい」と述べた。
このほか、1日平均7万人以上が乗車する新幹線東京駅に、ホームドアを設置する方針も発表した。今年度中に工事を始め、全てのホームへの設置完了は29年度末となる見込み。
【時事通信社】 〔写真説明〕JR東日本の新幹線点検用車両「イーストアイ」(同社提供)
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