- 2025/10/14 掲載
欧州市場サマリー(13日)
FTSE100種は0.16%高で終了。前週10日はトランプ氏が中国に大幅な追加関税を課すと警告したことで0.9%下落していた。
この日の取引で金現物<XAU=>が初めて1オンス=4100ドルを突破。貴金属鉱山株<.FTNMX551030>は約10%高で終了した。
産業用金属鉱山株<.FTNMX551020>は3.1%高。銅価格の上昇に押し上げられた。
<欧州株式市場> 小反発。トランプ米大統領が中国との貿易に対する強硬姿勢を和らげたことを受け、全面的な貿易戦争への懸念が和らいだ。
ハイテク株と鉱山株が上昇を主導し、STOXX欧州600種指数は0.4%高で終了した。
トランプ大統領は先週末、対中関税を11月1日付で100%の追加関税を課すと表明したものの、その後、一転して融和的な姿勢を見せた。
ハイテク株は1.8%高。オランダ半導体製造装置大手ASMLの上昇が目立った。
資源株は3%高。米中貿易摩擦の緩和への期待から上昇した銅相場の動きに追随した。
仏CAC40指数は0.2%高。マクロン仏大統領は10日、辞任を表明したルコルニュ氏を首相に再任。フランス大統領府は12日、ルコルニュ首相の新内閣を発表した。野党が緊急予算協議への支持に政治的転換を要求する中、主要ポストの大半が据え置かれた。
<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが数週間ぶりの低水準で推移した。トランプ米大統領による対中関税の脅しが注視される中、市場では欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測高まっている。
トランプ大統領は10日、11月1日付で中国からの輸入品に100%の追加関税を課すと表明し、米中貿易戦争再開を巡る懸念が強まった。
ECBが来年7月までに0.25%ポイント利下げを実施する確率は65%と、トランプ氏の対中関税発言前の約45%から上昇した。
指標となる独10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下し、2.62%。
ECBの政策金利見通しに敏感な独2年債利回りは1.5bp低下し、1.94%となった。
13日は米債券市場がコロンバスデーの祝日で休場となっている。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.1574 1.1599
ドル/円 152.23 152.28
ユーロ/円 176.22 176.66
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード
STOXX欧州600種 566.63 +2.47 +0.44 564.16
FTSEユーロファースト300種 2252.76 +8.99 +0.40 2243.77
ユーロSTOXX50種 5568.19 +36.87 +0.67 5531.32
FTSE100種 9442.87 +15.40 +0.16 9427.47
クセトラDAX 24387.93 +146.47 +0.60 24241.46
CAC40種 7934.26 +16.26 +0.21 7918.00
<金現物> 午後 コード
値決め 3974.50
<金利・債券>
米東部時間13時39分
*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード
3カ月物ユーロ 97.97 -0.03 98.00
独連邦債2年物 107.15 +0.04 107.11
独連邦債5年物 118.35 +0.11 118.24
独連邦債10年物 129.40 +0.09 129.31
独連邦債30年物 116.00 +0.02 115.98
*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード
独連邦債2年物 1.941 -0.017 1.958
独連邦債5年物 2.217 -0.018 2.236
独連邦債10年物 2.633 -0.009 2.643
独連邦債30年物 3.228 -0.003 3.222
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