• 2025/10/14 掲載

複数の自動車大手巡り英で大規模裁判、排ガス試験で「不正」訴え

ロイター

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Sam Tobin

[ロンドン 13日 ロイター] - 英高等法院で13日に複数の世界的な自動車大手を相手取った大規模な裁判が始まり、160万人を超える原告の代理人は各自動車メーカーがディーゼル車の排ガス試験で「不正を働いた」と訴えた。

独フォルクスワーゲンに数十億ユーロのコストが発生した「ディーゼルゲート」スキャンダルから10年が経過する中、英裁判史上最大規模の集団訴訟としてライバルメーカーが訴えられた。

2012─17年に製造された、メルセデス・ベンツ、フォード、日産、ルノー、そしてステランティスの傘下ブランドであるプジョーとシトロエンのディーゼル車のオーナーらは、各社が排ガス試験で不正を行ったと主張している。

各メーカーは試験の際に違法な「ディフィートデバイス」を使用し、窒素酸化物(NOx)の排出量が試験条件下で法定限度内に維持されるようにしたとして訴えられている。

原告側は、NOx排出量が路上で場合によっては試験規制値の12倍にもなり、環境破壊を引き起こすため、消費者は補償を受ける権利があると主張している。

一方、メーカー側は、原告の主張には根本的な欠陥があるとし、排出ガスを制御するシステムが特定の条件下で異なる働きをするように調整されていることには正当な理由があると主張。15年にフォルクスワーゲンがディフィートデバイスの使用を認めたスキャンダルとの類似性も否定している。

裁判は来年に結審し、26年半ばに判決が下される見通しだ。

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