- 2025/10/14 掲載
現代自の対米投資計画、韓国政府は発表のタイミングに懸念=産業相
[ソウル 13日 ロイター] - 韓国の金正官・産業通商資源相は13日、韓国自動車大手の現代自動車が先月に大規模な対米投資計画を公表したことを巡り、米政府とデリケートな通商交渉を行っているタイミングで計画が発表されたことについて韓国政府が現代自に懸念を伝えたことを明らかにした。議会で質問に答えた。
金氏は「われわれは現代自動車に対して、その行動(大規模な対米投資計画発表)は極めて遺憾であると伝えた。特に、これまでのわれわれの努力が現代・起亜自動車産業のために行われてきたことを考えると、なおさらだ」と述べた。
また「現代自動車は今では韓国国民の感情を十分に理解していると思う」と述べたが、現代自側がこうした懸念にどのように対応したかについてはコメントを避けた。
現代自はすぐにはコメント要請に応じなかった。
現代自は先月、米南部ジョージア州の現代自グループの拠点が米移民・税関捜査局(ICE)から従業員の不法滞在などの疑いで捜索を受けた事件からわずか2週間後に対米投資を32%拡大して116億ドルに引き上げる計画を公表。一部の議員は現代自がトランプ米政権に取り入ろうとしたため、韓国は通商交渉における交渉力が弱まったと批判した。
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