- 2025/10/17 掲載
米政府閉鎖長期化は旅行需要に悪影響、ユナイテッド航空CEOが警告
[シカゴ 16日 ロイター] - 米航空大手ユナイテッド航空のスコット・カービー最高経営責任者(CEO)は16日、米連邦政府機関の一部が閉鎖された問題の長期化は航空会社の予約や運航業務に悪影響を及ぼす恐れがあると警告した。
連邦政府予算を巡る政治的対立の膠着状態により、閉鎖は3週目に突入し、長年にわたる航空管制官不足の問題を一段と悪化させている。
航空管制官1万3000人余りと運輸安全局(TSA)の職員5万人がここ数日で給与の一部を受け取ったが、議会で予算を巡る対立が解決しなければ今月末の給与は支払われなくなる。
カービー氏は、航空管制官の大多数が依然として出勤しているため、政府閉鎖による重大な影響は今のところ出ておらず、連邦航空局(FAA)による一層の連絡と調整も航空各社の一助となっていると述べた。ただ、閉鎖が長引くにつれ、政府の問題解決能力への信頼が失われ、旅行予約に影響が出ると指摘した上、政治家が妥協点を見出して問題を解決することへの期待を表明した。
同社は15日、旅行需要の増加と価格決定力の改善により第4・四半期売上高が過去最高に達するとの見通しを示した。
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