ＳＭＢＣ、イエス銀行への出資比率引き上げ否定＝インド現法トップ

Gopika Gopakumar

[ムンバイ １７日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループのインド部門責任者、ラジーブ・カンナン氏は１７日、ロイターのインタビューに応じ、三井住友銀行（ＳＭＢＣ）がインドのイエス銀行への出資比率を２４．９９％超に引き上げる計画は現時点でないと述べた。

ＳＭＢＣグループは、イエス銀行の筆頭株主として取締役会への貢献に注力しており、経営陣としての役割を担う意向はないと述べた。

「出資比率をインドの規制上限である２４．９９％を超えて引き上げることは、現時点で積極的に検討していない。同行には取り組むべき課題が多くあり、計画が適切に実行されているかを確認する必要がある」と語った。

ＳＭＢＣは現在、イエス銀行に２４．２％出資。インドの買収規則では、上場企業の株式の２５％以上を取得した場合、強制的な公開買い付けを通じて追加で少なくとも２６％の株式を取得する必要がある。この場合、出資比率は５１％に達する。

アナリストの間では、ＳＭＢＣが出資比率を引き上げ、公開買い付けに踏み切るのではないかとの観測が広まっていた。