- 2025/10/17 掲載
テロ対策施設、完成遅れ=女川2号機、来年12月停止へ―東北電
東北電力は17日、女川原発(宮城県)2号機に設置を義務付けられたテロ対策施設の工事完了時期を2028年8月に延期すると発表した。従来は26年12月22日が設置期限となっていたが、完成の遅れにより2号機は同23日から約20カ月間運転を停止することになる。
東北電によると、建設業界の労働環境の変化などが影響したという。原発停止に伴う代替火力発電などで1カ月当たり60億円程度のコスト増を見込んでいる。
原発は新規制基準で、テロなどに備えて原子炉を冷却する機能を持つテロ対策施設(特定重大事故等対処施設)や、重大事故に備えた直流電源設備の設置が義務付けられている。東北電は今回、電源設備についても工事完了時期を来年12月から28年3月に見直した。
【時事通信社】
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