• 2025/10/18 掲載

米セントルイス連銀総裁、雇用にリスクなら今月の追加利下げ支持

ロイター

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Michael S. Derby

[17日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は17日、労働市場にリスクが存在し、インフレリスクが抑制されている場合、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを支持する考えを示した。一方、依然としてインフレリスクが未解決である中、利下げを過度に進めないことが重要だとも警告した。

ムサレム氏は国際金融協会(IIF)の年次総会で講演し、「労働市場への更なるリスクが顕在化し、目標を上回るインフレが持続するリスクが抑制され、インフレ期待が安定的に維持されると見込まれる場合、追加利下げという道筋を支持する可能性がある」と述べた。

その後の会合については、FRBはあらかじめ決めた軌道に縛られるべきではないとし、展開を予測するのは時期尚早だと示唆。12月の会合で何を決定すべきか言及を避けた。

一方、「金融政策が過度に緩和的にならないように利下げできる余地は限られていると認識している」とも指摘。インフレ対策はまだ完了していないため、FRBは慎重に行動するべきだとした。ムサレム氏は今年のFOMCで投票権を持つ。

関税を巡っては、現在価格圧力が高まっており、この圧力は弱まる前にさらに加速するとの見通しを示した。「関税は今後2─3四半期にわたり経済に影響を及ぼすと予想しているが、2026年後半にはそれが終了し、インフレ率は2%に向けた収束軌道に戻るだろう」と語った。

FRBは9月のFOMCで0.25%ポイントの利下げを決定。今月28-29日のFOMCでも同じ幅の利下げを決定するとの見方が大勢になっている。

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