- 2025/10/20 掲載
S&P、マダガスカルを「クレジットウォッチ・ネガティブ」に
同社は「政治的不確実性が短期的な政策立案と改革の実施を阻害し、投資、成長、財政再建に加え、債務返済にも重石となる恐れがある」と指摘した。
クーデターを主導したランドリアニリナ大佐は、若者を中心とする抗議活動でラジョエリナ前大統領が追放された後に実権を掌握し、17日に大統領に就任した。ラジョエリナ氏は国外に脱出し、その後議会で弾劾を受けた。
S&Pは、移行が円滑に進み、行政の継続性が確保され、公的資金へのアクセスが維持され、かつ商業債務が返済されれば、マダガスカルの格付けをクレジットウォッチ対象から外す可能性があると述べた。
一方、2025─26年の実質国内総生産(GDP)伸び率予想を従来の4.1%から平均3.0%に下方修正。25─26年の財政赤字の対GDP比予想は従来の4.3%から平均5.3%に上方修正した。
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