- 2025/10/21 掲載
米地銀ザイオンズ、第3四半期は増益 純金利収入拡大
[20日 ロイター] - 米地銀ザイオンズ・バンコープが20日発表した第3・四半期決算は増益となった。2件の融資について多額の損失を計上したが、純金利収入の増加が追い風になった。
同行は先週、カリフォルニア州の商業・産業向け融資2件で第3・四半期に5000万ドルの損失を計上すると発表。株価が一時急落していた。
デレク・スチュワード最高信用責任者(CCO)は、この2件の融資について「孤立した事案だと確信している」と発言。
ハリス・シモンズ最高経営責任者(CEO)は「残りの純貸倒償却費は600万ドルと非常に穏やかで、年率換算で平均融資残高の4ベーシスポイントだった」と述べた。
純金利収入は前年同期の6億2000万ドルから6億7200万ドルに増加。
株主帰属純利益は2億2100万ドル(1株当たり1.48ドル)。前年同期は2億0400万ドル(同1.37ドル)だった。
スティーブンスのアナリスト、テリー・マクエヴォイ氏は「米地銀の第3・四半期決算では、特段大きな、もしくは予想外の信用損失は見られなかった。加えて、多くの経営陣が第4・四半期に前向きな見通しを示しており、これは一部の銀行で見られたストレスが例外的なもので、広範な傾向ではないことを裏付けている」と述べた。
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