- 2025/10/23 掲載
前払い金上昇に理解を=新米集荷「24年産上回る」―JA全農とちぎ
全国農業協同組合連合会栃木県本部(JA全農とちぎ)の中村昌文県本部長は23日、那須塩原市で記者会見し、2025年産米の集荷状況について「24年産を上回っている」と語った。一方、農家に前払いする概算金が上昇していることに関しては「(他の集荷)業者の価格は意識せざるを得ない」と述べ、一定の理解を求めた。
農林水産省によると、25年産米の概算金は前年比3~7割程度高く設定されており、店頭での販売価格も5キロ当たり4000円台と高止まりしている。集荷業者間の競争激化が背景にある。
中村氏は「消費者に負担をかけている」との認識を示す一方、「(農家の)コストに見合った販売価格になっていない」とも強調した。
JA全農とちぎはこの日、JAなすの(同市)が運営する農家らの共同利用施設を報道陣に公開。収穫後にもみ殻を取り除く作業を共同化することなどで、農家のコスト削減に貢献しているとアピールした。
【時事通信社】
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