- 2025/10/27 掲載
JPモルガンの米安保ファンド、最初の投資先はアンチモン採掘会社
[27日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースは米国国家安全保障向け投資ファンド(1兆5000億ドル規模)を巡り、最初の投資先にアンチモンと金の採掘会社ペルペチュア・リソーシズを選定した。弾丸といった兵器などに使われるアンチモンは中国が輸出を阻止している。
27日に詳細が発表された合意内容によると、JPモルガンはアイダホ州ボイシの北約222キロに米国最大のアンチモン鉱山を建設しているペルペチュアの株式約3%を取得するため7500万ドルを投資する。合意は26日に調印された。
LSEGのデータによると、JPモルガンは現在約2万株のペルペチュア株を保有。3年以内に4200万ドル相当のワラントを行使するオプションも有している。
JPモルガン商業・投資銀行部門のダグ・ペトノ共同最高経営責任者(CEO)は「今回の投資により、国家安全保障と米国の強靭性にとって極めて重要な業界の企業を支援することになる。これはまさにわれわれの新たなイニシアチブの焦点だ」と述べた。
同鉱山は2028年の開設後は米国の年間アンチモン需要の35%以上を供給することになる。
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