東京株、５万円割れ＝米株安で２０００円超下落

５日の東京株式市場は米国株の下落を受けて売りが先行し、日経平均株価は一時下げ幅が前日比２０００円を超え、５万円を下回った。午前１０時３２分現在は２０５５円６８銭安の４万９４４１円５２銭。

前日の米国市場では、最近の人工知能（ＡＩ）関連株主導の急上昇に対する警戒感などからハイテク株中心に売りが広がった。東京市場もこの流れを引き継ぎ、朝から半導体関連銘柄などが急落して日経平均を押し下げた。

市場では「日米とも半導体やＡＩ関連株は短期間で急上昇し、過熱感や割高感が出ていたため、売りが出やすかった」（大手証券）との指摘が聞かれた。一方、好決算を発表した銘柄などは買われた。

【時事通信社】 〔写真説明〕下げ幅が前日比２０００円を超え、５万円を下回った日経平均株価を示すモニター＝５日午前、東京都中央区 〔写真説明〕５万円を割り込んだ日経平均株価を示すモニター＝５日午前、東京都中央区