- 2025/11/17 掲載
ユーロ圏の経済成長率見通し、今年1.3%に上方修正=欧州委
24年の実績は0.9%だった。
26年の成長率予測は1.2%と、4月時点の1.4%から下方修正されたものの、27年には1.4%に加速する見込みという。
欧州委は「当初は関税引き上げを見越した輸出の急増に後押しされたが、これまでのところ観察されている緩やかながら着実な成長は、厳しい外部環境に直面する域内経済の強靭性を浮き彫りにしている」と述べた。
予測の中で「インフレ率は欧州中央銀行(ECB)の目標に近づいており、資金調達環境は改善している」とした。
ユーロ圏の消費者物価上昇率は昨年の2.4%から、25年には2.1%、26年には1.9%に鈍化する見通し。
財政赤字の対GDP(域内総生産)比率は昨年の3.1%から、今年は3.2%に、26年には3.3%に、27年には3.4%にさらに拡大する見込み。
公的債務残高も増加し、GDP比は24年の88.1%から、今年は88.8%に、26年には89.8%に、27年には90.4%になるという。
ドイツの対GDP(国内総生産)比財政赤字は主に国防費の増加により、来年が4.0%と、今年見込みの3.1%、24年の2.7%から急上昇する。
フランスは政府危機にもかかわらず、24年の5.8%から今年は5.5%に低下する見込み。26年には4.9%まで低下するとみられている。
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