ＦＲＢ、銀行監督の「大幅な変更」発表　金融リスクに焦点

Pete Schroeder

[ワシントン １８日 ロイター] - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は１８日、銀行監督に関する「大幅な変更」方針を明らかにした。銀行監督の緩和と改善に向けたボウマンＦＲＢ副議長（金融監督担当）の主要な取り組みの最新の動きとなる。

ＦＲＢは銀行監督官に対する新たな期待を詳細に記した３ページのメモを公表。職員に対し、銀行への重大な金融リスクに焦点を当てるよう指示するとともに、他の事項の監視には制限を設けている。これらの変更は銀行監督を中核的な金融リスクに再集中させるべきだというボウマン氏の主張を形式化したものだ。メモは１０月に職員に送付された。

メモには銀行の安全性や健全性を確保する任務を負う監督官の活動範囲を大幅に縮小する可能性のある複数の変更が詳細に記載されている。ボウマン氏はすでにＦＲＢの監督官を３０％削減する計画を打ち出している。

これらの変更はＦＲＢが銀行の全体的な安定性を監視する方法に影響を与えると予想されるが、中小銀行に対する消費者保護法や公正貸付法の監視といった限定的な業務範囲には影響しない見込みだ。