- 2025/11/21 掲載
日本郵政、クマ対策で通勤柔軟化=手段や経路変更、安全確保へ
日本郵政が、全国で相次ぐクマによる人身被害への緊急対策として、従業員の通勤手段や経路の変更を柔軟に行えるようにしたことが20日、分かった。グループの日本郵便やゆうちょ銀行、かんぽ生命保険などの全従業員が対象といい、安全確保のため実施する。
従業員が道中でクマに遭遇する恐れがあると判断した場合、会社に届け出ている通勤手段を所属長への伝達のみで柔軟に変更できるようにした。公共交通機関から自家用車への変更などを想定している。変更しても通勤手当の返納は不要。経路は、所属長への伝達もせずに変更可能とした。
日本郵政は「全国で勤務する社員が安心して通勤できるよう、グループ統一で安全確保措置を講じた」と説明している。
グループの日本郵便は約2万の直営郵便局を全国に構えており、一部は最近クマが多く出没している地域にある。今月5日には、自治体や警察がクマの出没を受けて立ち入り規制を行っている場合、郵便や「ゆうパック」の集配を見合わせる可能性があると発表。出没場所に近い地域では原則午後5時以降、原付きバイクなど二輪車を使った配達を取りやめている。
【時事通信社】 〔写真説明〕日本郵政グループの看板
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