- 2026/08/14 14:45 掲載
アリババ・バイドゥ、AIコスト膨張…最大34%値上げ──中国AI「低価格路線」に転機か
バイドゥのクラウド部門も同じ4月18日から、AI算力関連の製品・サービスを約5~30%、並列ファイルストレージなどを30%値上げした。理由として、AIアプリケーションの急速な普及で計算需要が増え、中核ハードウェアや関連インフラのコストが大幅に上昇したことを挙げている。
アリババの2026年1~3月期は、クラウドインテリジェンス事業の売上高が前年同期比38%増え、外部顧客向け売上高は40%増となった。AI関連製品の売上高は11四半期連続で前年同期比3桁増を記録した。一方で、2026年3月期通期のフリーキャッシュフローは前年のプラスからマイナスに転じた。同社は減少の主因として、即時小売への投資とクラウドインフラ支出の増加を挙げている。
バイドゥでも、AI事業の急成長とコスト増が同時に進む。2026年1~3月期のAI Cloud Infra売上高は前年同期比79%増え、GPU Cloudは184%増となった。しかし、売上原価は前四半期比7%増加。バイドゥは主因について、AIクラウド事業に関連するコストの増加だと説明している。
クアイショウの動画生成AI「Kling AI」も、1~3月期の売上高が前年同期比300%超増えた。一方、同社全体の研究開発費は前年同期比約9.8%増え、調整後純利益は約26%減少した。AIの収益化を急ぐ一方で、開発投資とのバランスが問われる構図だ。
今後は、AI事業の成長が膨らむコストをどこまで吸収できるかが焦点となる。バイドゥは8月18日、クアイショウは19日、アリババは20日に4~6月期などの決算を発表する予定だ。中国AI市場では低価格競争が続く中、売上高の伸びだけでなく、AI投資を利益につなげられるかが一段と問われている。
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR