• 2025/12/10 掲載

午後3時のドルは156円後半で小動き、米FOMC前に上値追い限定的

ロイター

photo
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
Atsuko Aoyama

[東京 10日 ロイター] -

午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅にドル安/円高の156円後半で推移している。ドルが底堅く推移する場面でも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に上値を追う向きは限られている。午前中に高市早苗首相の円安けん制発言が上値を抑えたとの声も聞かれた。

ドルは午前中に156円後半から半ばに下落。仲値公示に前後してドル売り/円買いが加速したものの、仲値は「売買が交錯しており、むしろ底堅かった」(国内金融機関の為替ディーラー)との見方も聞かれた。

高市首相は午前の衆院予算委員会で、円相場について「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」と述べた上で、「投機的な動向も含めて、為替市場における過度な変動や無秩序な動きには必要に応じて適切な対応を取っていく」とした。

FOMCを巡っては、今回の利下げが織り込み済みとなる一方、来年の見通しが焦点になっている。メンバーの政策金利予想の分布を示す「ドットチャート」の変化だけでなく、追加利下げを前提とするような文言や雇用の下振れリスクへの言及が維持されるか注目する声がある。

景況感への懸念が払拭され、「利下げに打ち止め感、もしくは次(の政策変更)は利上げという雰囲気になるとすればドル/円は上」(国内金融機関の為替ディーラー)との見方もある。

一方、日銀の植田和男総裁は月初の会見で、現在の金利と中立金利の関係について、次回利上げをすることがあれば明示したいとの考えを示している。日銀の金融政策決定会合も控える中、仮に中立金利の引き上げに踏み込む場合は「円買いのトリガーを引く」(SBIFXトレードの上田真理人取締役)ことにもなるため、現時点で「円売りに飛び込む必要もない」(同)との声も聞かれる。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.69/156.73 1.1629/1.1631 182.22/182.28

午前9時現在 156.78/156.83 1.1625/1.1631 182.33/182.34

NY午後5時 156.88/156.90 1.1624/1.1628 182.38/182.43

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像